朝の出社前やお昼休み時間にレジでの長蛇の列…本当に嫌になりますよね。
限られた時間を有効に使いたいのに、この行列のせいでレジにたどり着くまで5~10分は平気でかかってしまいます。
でも、そんな中、一本の兆しが見えてきました。
「無人レジ」が、コンビニやスーパーに導入されるのです。
この「無人レジ」とは一体どういうものなのか?
誤作動などの心配はないのでしょうか?
今回はそんな無人レジの機能と、最近噂のレジなしコンビニ「Amazon go」の正体も探ってみました!
現在のレジの問題点
以前から冒頭で書いたような長蛇の列が問題になっていました。
原因としてあげられるのは、
- レジ袋に入れる作業
- お弁当の温め
- ポイントカードの普及
- 現金での支払い
などなど…
どんなにレジ打ちが早い人でも、混雑時はさばききれないほどの人数が列をなします。
最近は、現金ではなくICカードや電子マネー、クレジットカードで支払いする人も多くなりましたが、コンビニの人手不足の影響もあり、なかなか改善に向かいませんね。
また、“セルフレジ”も主に駅の中のコンビニなどに数年前から普及しましたが、あまり浸透せず、利用する人はまだ少ないのが現状です。
筆者も5年ほど前に住んでいたアパートの近くのスーパーで、セルフレジを使ったことがあります。
ですが、使いにくかったのが正直な感想で、あまり使うことはありませんでした。
それは
- エラーが起きやすい
- 慣れないと操作がわからない
この2つが主な理由です。
理由1.エラーが起きやすい
機械だからしょうがないのか、当時のセルフレジのクオリティが低かったからでしょうか。
レジに商品を通している最中に、エラーになり「ピー」とエラー音がなります。
途中でレジを移ることも出来ず、店員さんを呼び、エラーを解除してもらわなくてはなりません。
店員さんも、エラー解除をスムーズに行えない場合が多く、結局レジに並んでいたほうが早かったな…という経験をしました。
理由2.慣れないと操作がわからない
液晶はタッチパネル式かつ絵で表示されているので一見操作がわかりやすいように思えますが、筆者は全く馴染めませんでした。
というのも、操作の順番や商品についているバーコードの位置を把握していないからなんですね。
特に野菜はバーコードが付いていないものが多いので、タッチパネルで入力していくのですが、これがまた、探すのが大変なんですよ。
何度か使って慣れればいいのかも知れませんが、実際時間もかかりますし、面倒なので、結局レジ係がいる方に並んだほうが、楽だし早いんですよね。
そしてこんなレジの問題点を解決する新たな対策として、画期的な「無人レジ」が開発・導入されることになりました。
一体どんなものなのでしょうか?
無人レジとは?
現在無人レジは2種類開発されています。
- レジロボット
- 人工知能(AI)レジ
まず1つずつ特徴を見ていきましょう!
レジロボット
大手コンビニチェーンのローソンと大手電機メーカーパナソニックでは、コンビニのレジロボットの実用化を目指しており、2017年度には実験的に数十店舗て導入される事になっています。
「レジロボ」は、商品が入った買い物カゴをレジに置くと、自動的に合計金額が計算されます。
現金またはクレジットカードで支払いしたあとは、商品をこれまた自動でレジ袋に詰めてくれるんです!
自分でやるのは、かごを置いて、支払いをすることのみ。
合計金額の計算もかごを置いたらすぐ表示されるようで、バーコードを読み取る時間はかかりません。
人工知能(AI)レジ
また、人工知能(AI)が搭載されたレジというのも開発されています。
これは、レジに商品を置くことにより、その商品を認識し、値段を計算するものです。
レジには複数台のカメラが取り付けられており、商品の特徴を見つけて認識・判別し、あらかじめ登録された商品情報にひも付けられるという仕組みなんですね。
自分で一つ一つバーコードを読み取らせなくても、レジに置くだけで自動的に商品を識別し、金額の計算までしてくれるんです!
ただし今のところ決済は電子マネーのみのようです。
今後無人レジが普及されることにより、待ち時間の大幅な短縮や人手不足の問題点は、改善されることが期待されています!
レジ係の仕事は無くなる?
結論から言うと、レジ係の存在は数年ではなくなりません。
なぜなら、これら無人レジは会計機能しか持ち合わせていないからです。
特にコンビニのレジ係の仕事は多岐に渡ります。
会計だけでなく、宅急便の受付や公共料金の支払い、チケットの発行なども行わなければなりません。
現在の無人レジでは、そこまでの業務に対応できないんですね。
また、無人レジはやはりエラーを起こすこともあるでしょうし、定期的なメンテナンスも必要でしょう。
そうなると、レジに完全無人というのはまだ先になるので、レジ係の仕事はすぐにはなくならないでしょう。
噂のレジなしコンビニ「Amazon go」とは?
そもそもコンビニやスーパーといえば、商品の会計にレジが必要不可欠と思われてきましたが、そんな常識をぶし壊したのが、Amazonが提供するコンセプトストア「Amazon go」
まずはこちらのPVをご覧ください!
Amazon Goは、無人レジどころか、レジ自体をなくしてしまった、画期的な食料品店なんです!
簡単に説明すると、Amazon Goはモバイルアプリと連動して、買い物を管理しているんです。
どういうことかと言うと…
まずは、アプリを起動すると表示されるQRコードを、入口ゲートでスキャンして入店します。
そのまま、通常のコンビニやスーパーのように買い物するわけなんですが、そこからがまた凄いんです!
必要なものを手に取るだけで、アプリ内の仮想カートに追加され、お店を出る時に商品の会計が行われ、Amazonアカウントに課金されるという仕組みなんです。
簡単に言っていますがすごい仕組みですよね!
日本にもそのうち、「Amazon go」が進出してくるのでしょうか?
レジの行列どころか、話題沸騰で外まで行列ができそうですね!
まとめ
レジの問題は日本だけでなく、世界でも注目されていることだったんですね。
知らない間にどんどん技術が進化し、思いもよらないサービスが実現されています。
無人レジやレジなしになることで、レジ待ち行列のストレスからは解放されることでしょう!
ただ普及にはもう少し時間がかかるようなので、しばらくは我慢、ですね。
日本のコンビニのレジ業務は難易度が高いので今は難しいかも知れませんが、完全無人もいずれ現実になりそうです。
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