30代主婦が人生初の大腸内視鏡検査をした理由ー病院の選び方や費用について

私の部屋

実は先日、人生で初めて大腸内視鏡検査をしました!

検査前は、不安や少しの恥ずかしさで迷っていましたが、あるきっかけにより検査することを決意しました。

今回の記事では、

  • 大腸内視鏡検査をした理由
  • 私流の病院の選び方
  • 検査費用について
  • 検査までの流れ
  • 私の体験談と感想

などをまとめていますので、

  • これから初めての大腸内視鏡検査をうける人
  • 大腸内視鏡検査に不安や恥ずかしさを感じている人
  • 検査の流れや内容を詳しく知りたい人

の参考になればと思います。

 

大腸内視鏡検をした理由

大腸内視鏡検査をしようと決めたのは、排便時の大量の出血が理由です。

 

みつり
 

実は過去にも排便時に血が出たことはあったのですが、今回は少し様子が違いました。

 

過去に経験したのは、一度か二度、しかも少量。

ですが今回は何度も連続で出血があり、多いときは便器の中が真っ赤に染まるほどの量の出血があったんです。

同時に1週間も下痢が続き、「もしかして何かの病気?」と不安になったのです。

ネットで調べてみると、聞いたことがない病名や大腸がんの可能性なんかも書いてあって、不安がどんどん大きくなっていきました。

ちなみに5年ほど健康診断や人間ドックを受けていなかったので、それも不安をあおった要因です。

自己判断は禁物!と思い、大腸内視鏡検査をすることを決意しました。

 

検査の予約と病院の選び方

私の場合、

  • 家から近いこと
  • Googleマップ口コミ評価
  • クレジットカード払いができること

この3つを基準に病院を選びました。

 

家から近いことはもちろんですが、口コミは特に重要です。

Googleマップの口コミは本音を書いている方が多いので、悪い口コミほど信頼できると個人的には考えています。

口コミの中には、

  • 病院や医師、看護師、受付スタッフの印象
  • 病院内の雰囲気
  • 検査や検診の様子

を細かく書いてくれている人もいますので、かなり参考になります。

自宅から遠くない場所で、Googleマップの口コミ評価の高い病院を選びました。

ただし、高評価の病院は完全予約制のところも多く、すぐには予約が取れないこともあります。

 

みつり

実際に私が予約した病院も初診の予約は10日も先でした。

 

ですが、大事な体のことなので予約をお願いし、初診までの間はなるべく腸に負担をかけないような食事を心がけました。

 

また、クレジットカード払いの可否も私にとっては重要でした。

大腸内視鏡検査は、その場でポリープを切除する場合それなりの費用(上限約3万円)がかかります。

その費用にポイントがつくなら、それに越したことはありません。

最近はクレジットカード決済ができる病院も増えています。

普段クレジットカードで買い物して、ポイントを貯めている方は要チェックです。

 

 

大腸内視鏡検査の費用はいくら?

大腸内視鏡検査の費用は、約6,000~3万円程度です。

費用に差があるのは、検査の結果によって処置が変わってくるからです。

  • 異常なし観察のみ 約6,000円
  • 炎症などの病理検査あり 約1~2万円
  • ポリープ切除あり 約2~3万円

※いずれも自己負担3割の場合

これはどこの病院でもほぼ同じです。

 

初診

初診は、

  • 事前に提出していたWEB問診について
  • 症状について
  • 普段の生活習慣について

などを話し、事前にどういった病気の可能性があるかなどの説明を受けました。

 

みつり
 

いずれにせよ症状だけで判断できるものではないので、後日検査することにしました。

 

その後、採血をして初診は終了です。

会計時に、次回の大腸内視鏡検査に必要な

  • 説明書
  • 同意書
  • 検査用下剤

を受け取り、検査前日と当日の流れについての説明を受けて帰りました。

 

 

検査前日の食事と過ごし方

検査当日は、大腸の中をきれいにして検査に臨みます。

そのため、検査前日は注意して過ごさなければいけません。

  • 消化の良いものを食べる
  • お酒は飲まない
  • タバコは吸わない
  • 決められた時間までに食事を済ませる

 

前日は、消化の良いものを食べ消化の悪いものを避けるようにします。

 消化の良いもの消化の悪いもの
ご飯類白米、おかゆ玄米、雑穀米、発芽米
パン類食パン、ロールパン、蒸しパン雑穀・ライ麦パン、レーズンパン
麺類うどん、そうめんそば、ラーメン、パスタ
おやつカステラ、プリン乳製品、ナッツ類、果物全般、ドーナツ、かりんとう
飲み物水、お茶、具のないスープやみそ汁牛乳、野菜ジュース、青汁
その他肉、魚、たまご、豆腐、ハム、ベーコン、ちくわ、かまぼこ、野菜全般、豆類、きのこ類、海藻類、こんにゃく、ごま、ふりかけ

量はいつも通りで問題ありません。

食事に関しては事前に病院から説明があります。必ず守るようにしましょう。

便秘がちな人は検査の3日くらい前から、消化の悪いものを控えるようにするとよいです。

 

腸の中に消化できなかったものが残ってしまうと、

  • 適切な検査ができない
  • 後日改めて検査

ということにもなりかねません。

病院側にも迷惑になりますし、その分の費用もかかってしまうことになります。

 

食事が不安な方には、大腸内視鏡検査専用の食事セットがあります。

 
検査用の食事は、味はあまり期待できないものも多いですが、このセットは安くて味もおいしいと、口コミも高評価です。
 
ただ、人によっては量に物足りなさを感じる方もいるようです。
 
そんな方には、増量タイプもあります。
 

病院で販売しているところもあるので、それを利用してもいいかもしれません。

 

あとは、前日はお酒やタバコを控え、決められた時間までに食事を済ませるようにしましょう。

調べてみたところ、病院によって前日食事をしていい時間が17~21時とかなり差があるようです。

人によっては辛いかもしれませんが、スムーズに検査を受けるために必要なことです。

病院の指示に従い、必ず守るようにしてください。

 

 

前日に急に怖くなる

いよいよ検査を翌日に控え、ビビりまくる私。

「もし大腸がんだったらどうしよう」

「すごい病気が見つかってしまったらどうしよう」

「もし麻酔で一生目覚めなかったらどうしよう」

と散々可能性の低いことを心配しまくっていました。

 

みつり
 

初めてのことだもん。不安にもなります。

 

でも、本当に大腸がんやほかの病気だった場合、検査せず放置していたら命にかかわります。

そしたら家族といられる時間も短くなるかも知れないし、医療費ももっとかかるわけです。

「一瞬の恐怖を避けたために、のちのち後悔するのは絶対嫌だ!」

そんな決意と、もしもの不安でモヤモヤしながら過ごしました。

 

検査当日の流れ

検査当日は、

  1. 自宅にて決められた時間から下剤を飲み始める
  2. ほぼ無色の液体になるまで繰り返す
  3. 病院へ向かう
  4. 検査着に着替える
  5. 検査開始(約30分~)
  6. 麻酔が切れるまで体を休める(約1時間)
  7. 検査結果の話
  8. 会計

という流れでした。

私の体験談を交えて、ひとつずつ説明していきます。

 

1.自宅にて決められた時間から下剤を飲み始める

検査当日は、水と麦茶以外は口にすることができません。

  • 下剤を飲み始める時間
  • 下剤を飲む量

が決められているので、しっかりと守って飲んでいきます。

私の場合は、前日の夜に便を柔らかくするお薬を飲み、当日の朝は、下剤を少しずつ飲んで排便を促しました。

味はスポーツドリンク味だったので、飲むのがつらいということはありませんでした。

服用中の薬がある方に関しては、医師に相談してください。

 

みつり
 

ちなみに私はサプリメントを常用していますが、この日は飲みませんでした。

サプリメントについては事前に相談して、「決められた時間までなら飲んでもいい」とのことでしたが控えることにしました。

 

2.ほぼ無色の液体になるまで繰り返す

下剤→排便の流れを何度か繰り返し、最終的にほぼ無色に近い水分のみの状態になります。

 

みつり
 

最後の方は、油断するとかなり危険な状態だったので、常にトイレの近くに待機してました。

 

 

私は、事前に説明を受けた通りに問題なく検査できる状態になりましたが、

便が出なかいなど問題がある場合はすぐ病院に相談してみましょう。

 

3.病院へ向かう

当日は、

  • 保険証
  • 診察券
  • 同意書
  • クレジットカード

を持って、公共交通機関で病院に向かいました。

検査で麻酔を使うので、帰りは公共交通機関もしくは車なら家族や友人に迎えに来てもらうようにとの説明があったからです。

検査後に休む時間はありますが、完全に麻酔が抜けきった状態ではないので、

  • 自転車
  • バイク

では来院しないようにとのことでした。

 

また、病院に着くまでの時間も、油断してはいけません。

 

みつり
 

病院までの道のりも、気軽にトイレに入れる場所があるルートを選ぶことを強くおすすめします。

 

 

4.検査着に着替える

病院に着いたら受付を済ませ、検査着に着替えます。

上は、下半身にかからない長さの肌着は身に着けていても大丈夫です。

下は、すべて脱いで検査用の使い捨てトランクスに履き替えました。

脱毛サロンやエステサロンに行ったことがある方はわかると思いますが、施術の際に使う紙パンツのようなイメージです。

トランクスで後ろに穴が開いている形状です。

(病院によって違うかもしれませんので、参考までに。)

 

みつり
 

これを履いた瞬間に少し恥ずかしさがこみ上げてきました。

 

でもこの期に及んで恥ずかしいなんて言っていられません。

検査着を着て、いざ出陣です。

 

 

5.検査開始

いよいよ検査です。

検査台に寝て、腕に針を刺されて、先生が来て「よろしくお願いします」と言った後から記憶がありません。

 

みつり
 

直前までの不安や恥ずかしさは何だったんだろう…と思うくらい一瞬でした。

 

一瞬過ぎるし、記憶もないので書くことがありません(笑)

看護師さんに声をかけられ、休憩室にベッドごと移動しました。

 

6.麻酔が切れるまで体を休める

だいたい1時間くらい体を休めます。

人によって目が覚める時間が異なるので、回復して歩ける状態になるまでは待機です。

私は検査室から移動するときに目が覚めてしまったので、何もない部屋での時間がものすごく長く感じました。

おしりに若干の違和感はありましたが、痛みなどは全くありません。

その後しばらくして、お茶とお菓子をいただき、ゆっくり味わいました。

 

みつり
 

約21時間ぶりの固形物。あったかいお茶と甘いお菓子が染みます。

 

7.検査結果の話

検査着から着替え、検査結果を待合室にて待ちます。

しばらくして、名前を呼ばれ、先生から一言。

「“ぢ”ですね。」

とのことでした。

 

みつり
 

“ぢ”…。いや、がんとかじゃなくて本当に良かった。

 

排便時に出血する人の約7~8割が“ぢ”によるものらしく、私も例外ではありませんでした。

ですが、自己判断でなくきちんと検査した結果なので安心です。

腸内もきれいで、ポリープや大きな病気などはありませんでした。

ただ、一部炎症が見られたので、念のため組織を採取し病理検査をするとのこと。

心配するほどのものではないということでした。

そして血液検査の数値なども説明していただき、その日は終了となりました。

 

8.会計

今回私は、大腸内視鏡検査+病理検査だったので、1万円弱の費用がかかりました。(※自己負担3割)

 

みつり
 

支払いはクレジットカードなので、少ないですがポイントが付きました。

 

ポリープ切除がある場合、医療保険に加入している方は申請できるそうです。

その場合病院からも案内があるかと思いますが、申請の仕方などは病院や保険会社に問い合わせてみてください。

 

 

検査の日と生理がかぶったらどうする?

検査の日に生理が来てしまっても、問題なく検査できます。

実際私も、検査の数日前に生理が来てしまい、慌てて病院に相談しました。

ですが、そういった人は結構いるらしく「大丈夫ですよ」と一言。

他の病院のホームページのQ&Aをいくつか調べてみましたが、「生理中は検査を受けられない」という病院はありませんでした。

念のため、病院側に申告だけはしておくといいと思います。

 

みつり
みつり

日にちを改めなくていいので、安心しました。

 

対策として一番いいのは、タンポンや月経カップを使用すること。

ポリープを切除するにしても、そんなに長時間にはならないので、タンポンか月経カップを利用するのが一番安心です。

検査当日に履く、検査用のトランクスにナプキンを付けたりすることもできるようですが、量が多い場合安心できませんよね。

不安がある方は、タンポンか月経カップがおすすめです。

 
薬局などで気軽に購入でき、使い方も簡単なのでおすすめです。
 
 

月経カップに関しては慣れが必要です。

慣れれば「もうナプキンやタンポンには戻れない!」という意見が多い月経カップですが、使ったことがない方はタンポンの方がまだ使いやすいかもしれません。

検査のためということを考えると、使いやすさで選ぶことをおすすめします。

 

まとめ

実際に大腸内視鏡検査をするまで、「もしかしたら」の不安と、「見られる」恥ずかしさで心がモヤモヤしていました。

でも、検査は本当にあっという間で、不安も恥ずかしさも痛みも全くないまま終了しました。

経験のないことは誰でも不安や恐怖を覚えるものですが、それと命を引き換えにはできません。

今回私は大きな異常はありませんでしたが、何かあったとき対応は早い方がいいと思います。

病院嫌いで敬遠しててもいいことは何一つないです。

「若いし大丈夫」という自己判断ほど怖いものはありません。

 

大腸内視鏡検査は、40代以上の方は一年に一回することが推奨されています。

今回私は、若いうちに検査したので「あと10年は検査しなくてもいいよ」と言われました。

この先約10年は血が出たくらいでいちいち不安になることもありません。

今、自分の体に不安なことがあるなら、ちょっと怖くても自分や家族のために検査してみてください。

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