タイは何度か訪れていますが、地域によって全く異なる魅力を持っている本当に素敵な国です。
雨季真っただ中だというのに、先日再びタイへ行ってきました。
パクチーはいまだにちょっと苦手ですが、その他のタイ料理は大好きです。
(パクチー苦手なのにタイ料理好きって矛盾してるかも…)
今回の旅では、バンコクに拠点を置き、アユタヤ遺跡巡り→パタヤ(ラン島)→バンコク寺院巡りを計画。
ただし、ツアーではなかったので、バンコクからアユタヤへも自力で行く必要がありました。
現地で行き方を調べた結果、3つの交通手段があることが判明。
この記事では、今回の旅で私が実際に利用した行き方を含む、3つの行き方を比較しておすすめの方法をご紹介します。
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アユタヤってどんなところ?
アユタヤはタイの古都です。
建都されてから、戦争でビルマ軍に攻撃されるまでの約400年間、アユタヤ王朝の都でありタイの中心でした。
チャオプラヤー川があり水に恵まれていたため、17世紀はじめにはヨーロッパとの貿易都市としても栄えていたのです。
現在は、古都の歴史が残る遺跡の街として、多くの旅行者が訪れています。
当時の姿を残したアユタヤの遺跡群は歴史公園として残され、1991年にユネスコ世界遺産に登録されました。
さらに現在は、観光地としても栄えており、象乗り体験や水上マーケットを楽しむことが出来ます。
バンコクからアユタヤへはロットゥーが最適
はじめに結論からお伝えします。
バンコクからアユタヤへ行くなら、ロットゥー(乗合バス)を利用するのがおすすめです。
バンコクからアユタヤへ行くための手段は、基本的に3つあります。
それらの
- 安全面
- 料金
- 所要時間
- 難易度
を考慮し、比較するとロットゥーが最適であることがわかります。
ロットゥー以外を検討している方は、他の交通手段と比較してみてください。
では、3つの手段それぞれの特徴について解説していきます。
バンコクからアユタヤへの3つの行き方
バンコクからアユタヤまで個人で行く場合、主な交通手段は下記の3つです。
- ロットゥー(乗合バス)
- 電車
- タクシー
どの手段でも目的地にはたどり着けますが、どの行き方にするか迷っている方の参考になればと思います。
ロットゥー(乗合バス)
時間:約1時間30分
料金:一人60B(約200円)
その他:
- モーチットバスターミナル(北バスターミナル)のアユタヤ行きロットゥー乗り場はプラットフォーム3から。(一番奥の方)
- 料金は乗車時にスタッフに支払う。
- 人数がいっぱいになり次第出発になるので時間は決まっていない。
- 大きい荷物がありもう一席使う場合、追加で60Bかかる。
これは実際に私が使った交通手段で、時間的にも価格的にも一番いいと思います。
バンコク市内でアユタヤ行きのロットゥーは、現在モーチットバスターミナル(北バスターミナル)からのみ出ています。
以前は、戦勝記念塔駅(ビクトリーモニュメント)の前やカオサン通りからも出ていたようですが、
その情報を知らずに、市内から電車で行きやすい戦勝記念塔駅(ビクトリーモニュメント)の前のロットゥー乗り場に向かった私。
ですが、「AYUTTHAYA」の文字(看板)がどこにもない…
近くの人に聞いてみるとなぜか首を振られてしまい、その後、誰に聞いても「アユタヤ行きはないよ」とのこと。
そこからバスでモーチットバスターミナル(北バスターミナル)に向かうことになりました。
バンコク市内からモーチットバスターミナル(北バスターミナル)へ行くには、タクシーか路線バスがおすすめ。
戦勝記念塔駅(ビクトリーモニュメント)の前からバスに乗って向かう場合は、77番か59番のバスに乗りましょう。
電車でも行くことが出来ますが、最寄駅であるモーチット駅からは約2㎞離れており、徒歩約30分ほどかかります。
タイのあの暑さの中30分歩くのは結構大変なので、私は電車ではなく路線バスに乗りました。
モーチットバスターミナルに着いたらプラットフォーム3(一番奥の方)を目指してください。
屋根の上に大きく番号が書いてありますので、わかると思います。
乗り方は簡単。
プラットフォーム3に着くと、「アユタヤ!」と叫んでいる人たちがいますので、アユタヤに行きたいことを伝えてください。
行き先が同じ方向のお客さんたちと相乗りして、目的地を目指します。
ローカル感たっぷりで、英語も全く通じません。
ですが、観光客の利用が増えていることもあり、「アユタヤ!」と伝えるだけで、連れて行ってくれますので安心してください。
電車
時間:約1時間30分~2時間30分
料金:15~315B(約50~1,000円)
その他:
- 等級によって時間や料金に差がある。
- 2等席はエアコンあり、3等席はエアコンなし。
Special Express(特急)
時間:約1時間30分~
料金:315B
その他:お弁当付き
Express(特急)
時間:約1時間30分~
料金:2等 245B/3等 165B
Rapid(快速)
時間:約1時間40分~
料金:2等 65B/3等 45B
Ordinary(普通)
時間:約2時間~
料金:1等 66B/2等 35B/3等 15B
タイは暑いので、長距離移動はエアコン付きでないと結構きついです。
料金は特急以上になると高くなりますが、所要時間は快速以上の電車であれば、ロットゥーとさほど変わりません。
ですが、日本の電車と違い、遅延は日常茶飯事。
私も電車を利用したことがありますが、途中で止まって30分以上動かなくなったことがありました。
そういうデメリットがある、ということだけ理解したうえで利用してくださいませ。
ちなみに、アユタヤ駅から遺跡群までは約3~4㎞、徒歩だと約40分かかります。
だいぶ遠いのでタクシーか自転車レンタルがおすすめです。
タクシー
時間:約1時間30分
料金:約1,000B~
その他:
- タクシーにより差がある。
- アユタヤ観光も含め1日チャーターすることもできる。
- ぼったくられる可能性もあるので、交渉できるタイ語力があればメリットは大きい。
私、タクシーあんまり好きじゃないんです。
タクシーの運転手と揉めたり、ぼったくられて楽しい気分が台無しになった経験があるからです。
まあ、これは確率の問題ではありますが。
どこの国でも、現地の言葉を話せたらもっとコミュニケーションが取れるのに…と思います。
タクシーの場合、アユタヤに着いてからも、そのままチャーターして遺跡巡りできるのもいいところ。
タイ語で交渉が出来、複数人で行く場合は割り勘にすればかなりお得です。
アユタヤからバンコクに帰るには?
電車とタクシーは、元の道を戻ればいいとして。
ロットゥーの場合は、乗り場がたくさんありますが行き先によって場所が異なります。
アユタヤ→バンコク行きのロットゥー乗り場です。
乗り場のスタッフが行き先を聞いてくれますが、間違えると知らない場所に行ってしまうので、気を付けてくださいね。
まとめ
バンコクからアユタヤまでの3つの行き方をまとめました。
《ロットゥー》
総評:バランスがよく、3つの中で一番おすすめの手段。
《電車》
総評:日帰りでなく時間に余裕がある人にはおすすめ。
《タクシー》
総評:お金に余裕があり、タイ語で交渉できる人にはおすすめ。
そして、私個人的にはロットゥーが一番おすすめです。
電車もローカル感があって、“旅を楽しむ”という面では好きですが、バンコクから日帰りの場合は遅延のリスクがあるのでやめた方が無難です。
タクシーは…近場の利用だったらいいのですが、長距離となると不安です。
私はタイ語が話せないし、メーターがあっても動かしてくれなかったり、知らない道を走ったり、ちょっと怖いのですね。
トラブルも旅の醍醐味ではありますが、安全に楽しい旅ならそれに越したことはありません!
アユタヤまで気を付けて行ってらっしゃいませ~♪
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