目薬の正しいさし方と保存方法!目をパチパチするのはNG!

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みなさんは、正しい目薬のさし方を知っていますか?

目薬と言えば…

  • パソコンやスマホを使いすぎて目がつかれたとき
  • コンタクトレンズで目が乾くとき
  • 目の疾患を抱えているとき

など、様々な目のトラブルに活躍してくれますね。

疲れ目やドライアイを目的にする場合、薬局にいけば簡単に手をいれることができます。

使い方も簡単なので、説明書を熟読する方はほとんどいないでしょう。

ですが、ほとんどの人が目薬のさし方を間違えているんです!

さらに、目薬をさした後、“目をパチパチ”と何度もまばたきをする人もいますが、実はそれNGなんですよ!

今回は、

  • 目的別の効果
  • 目薬の正しいさし方
  • 保存方法と使用期限
  • “目をパチパチ”がNGな理由

についてご紹介していきます!

 

目薬にはどんな効果があるの?

みなさんご存知とは思いますが、

目薬(点眼液)は、目の病気や疲れ・かゆみなどの症状をやわらげるために、直接目に使用する薬のことです。

一口に目薬と言っても、商品によって効果が異なり、主に3つの目的に分かれます。

  • アレルギー
  • 疲れ目
  • コンタクトレンズ用

 

アレルギー

花粉症の方は、毎年春が近づくとお世話になっている方が多いと思います。

花粉やホコリ・ハウスダストなどが目に入ることで、結膜が炎症を起こす、いわゆる「アレルギー性結膜炎」に効果的な成分を含んだものですね。

アレルギー性結膜炎の症状は主に

  • 目のかゆみ
  • 充血
  • ゴロゴロとした異物感
  • 目ヤニ

などで、これらの症状も目薬によって改善することができます。

 

疲れ目

パソコンやスマホなどのを長時間見ていると、疲れ目の原因になります。

水晶体を調整する“毛様体筋”がずっと緊張状態にあることで疲れてしまい、

  • 目が重い
  • しょぼしょぼする
  • 目の奥が痛い

などの症状を感じるようになるんですね。

疲れ目は、

  • ビタミンE
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • ビタミンA

などのビタミン類が、血行促進や目の組織に効果的に働きかけることで症状が改善します。

 

コンタクトレンズ用

コンタクトレンズを普段使用している人はわかると思いますが、本当に目が乾きますよね!

コンタクトレンズ装着したままで長時間パソコンを見ようもんなら、尋常じゃないくらい目が乾き、いわゆる“ドライアイ”になってしまいます。

年々コンタクトレンズを使用する人は増えていて、それに伴い、

日本人の約6人に1人がドライアイとも言われているんですね。

コンドロイチン硫酸やヒアルロン酸Naが含まれていることで、潤いをキープし瞳を乾燥から守ってくれます。

ちなみに、コンタクトレンズ用の目薬が他のものと何が違うか知っていますか?

その違いとは、“防腐剤が含まれているかどうか”です。

市販の目薬は、雑菌などが繁殖しないように、防腐剤が含まれており、開封してもある程度の期間は使うことができるんですね。

ただし、この防腐剤がコンタクトレンズや角膜をキズつけてしまう可能性があるので、コンタクトレンズ用の目薬のほとんどには、防腐剤が入っていないんです。

 

 

目薬の正しいさし方とは?

9割以上の人が間違えていると言われる目薬のさし方。

これを読んでいるあなたも、目薬に正しいさし方があったことすら、知らなかったかもしれません。

目薬の正しいさし方の手順は下記の通りです。

  1. 手を洗う
  2. 目薬のキャップを外す
  3. 目薬をさす
  4. 目を閉じる
  5. キャップをしめる

こう見てみると何の変哲もない手順ですが、早速ポイントと一緒に解説していきますね!

 

1.手を洗う

汚れや雑菌が手についたままだと、目薬や目に直接雑菌が入ってしまい、目の病気や角膜を傷つける原因になってしまいます。

目薬をさす前には必ず手を洗いましょう。

 

2.目薬のキャップを外す

実はここにも気をつけてもらいたいポイントがあります。

外したキャップはティッシュや清潔なタオルやハンカチの上に置き、目薬の容器の先端には触れないようにしましょう。

 

3.目薬をさす

目薬のさし方は、両手でも片手でも大丈夫です。自分のやりやすい方法で行ってください。

下まぶたを軽く押し下げ、目薬が目の中に入れば、位置はどこでもOKです。

たくさんさせば良いというわけではないので、医師に指示された用量を守るようにしましょう。

市販の目薬は一滴で十分です。

この時、まぶたやまつげに容器の先端が触れてしまうと、目を傷つけたり、容器内に雑菌が入ってしまう可能性があるので少し離してさすようにしてくださいね。

ちなみに目薬を2種類以上をさす場合は、5分以上の間隔をあけるようにしましょう。

 

4.目を閉じる

目薬をさした後に、目をパチパチするのはNGです!

1分間ほど目を閉じて、目頭を軽く押さえるようにしてください。

なぜNGなのかは後ほど詳しく解説していきますね。

ちなみに、溢れ出た目薬は、ティッシュなどで軽く拭き取るといいですね。

 

5.キャップをしめる

雑菌が入り込まないよう、キャップは忘れずにしっかりと締めましょう!

 

以上が、効果的かつ正しい目薬のさし方です。

 

保存方法と使用期限は?

目薬は、変質したり使用期限の過ぎた目薬を使用することで、目の病気になってしまうなんてこともあり得ます!

目薬を清潔かつ安全に使用するには、

  • 保存方法
  • 使用期限

を知っておく必要があります。

 

正しい保存方法とは?

目薬を保存するときのポイントは、主に5つです。

  1. 直射日光を避け、涼しい場所に保管する。
  2. 車の中や窓際などに放置しな い。(薬液が変質・変色する可能性があるため)
  3. 防虫剤や湿布薬の近くに置かな い。 (揮発成分 が目薬に浸透し、刺激を感じることがあるため)
  4. 凍らせない。(薬液が変質する可能性があるため)
  5. お風呂場や洗面台など湿気の多い場 所に置かない。 (容器にカビが発生する場合があるため)

冷蔵庫に入れるもいますが、理にかなっているのでOKです。

 

使用期限

目薬の使用期限は

  • 開封前で最長3年
  • 開封後は1~3か月

と言われています。

もちろん、成分や防腐剤が使われているかによって異なるので、上記は“目安”ということですね。

防腐剤が使われていない場合、約10日~1か月と短いので注意が必要です。

保存期間が残っていたとしても、中にゴミが入ったり、濁ったり変色したものを使用するのは危険なので、使用せずに破棄するようにしましょう。

 

目をパチパチさせるのはNG?

先にではなぜNGなのかをズバリ言ってしまいますと…

その理由は、目をパチパチさせてしまうと、目薬が涙点(鼻の方)に流れてしまい、薬液が目にとどまらず、十分な効果が得られないからなんです。

ほとんどの方がよく目薬をさした後に“目をパチパチ”させますね。

筆者も実はよくやっていました。

理由としては、薬液を目の端から端まで行き渡らせるためだったんですが、実はこれがNGだったとは知りませんでした。

 

目薬の効果を十分に得るためには、目薬をさした後は1分ほど目を閉じ、目頭を軽く抑えることが大事なポイントなんですね。

 

まとめ

これで正しい目薬のさし方がお分かりいただけたと思います。

要点をまとめると、下記の3つが特に重要なポイントと言えますね。

  • 目薬をさす前に必ず手を洗う
  • 目薬をさしたら目をパチパチせずに1分間ほど目を閉じる
  • 目薬は直射日光を避け、涼しい場所に保管する

正しい使い方で、安心安全に目薬を使うようにしましょう!

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